ゴジラ-1.0のkamekakuのネタバレレビュー・内容・結末

今の時代を生きる人へのメッセージがこんなに熱く、渡されると思っていなくて呆然としてる。

死ぬ事ができない、なんで私が生きて、彼が彼女が死ななければならなかったのか、なぜこんなに辛く苦しい思いをして生きなきゃいけないのか。

自ら命を絶ってしまう人が後を絶たない今、救われるパラシュートだったと思う。

戦争を終えてから、生き残った人たちがどれだけの悲しみを背負いながら復興していったのか、少しずつ家の中の物が豊かになり、身なりが整い、街にビルができ、デパートができ……それを一瞬で破壊するゴジラ。

災害は予告なくこちらの事情も知らずやってくる。ニュースを見る度、映画を観る度、心を引き締めるけど、いざというときのためどれだけ対策できてるのか。また考えさせられる。

そしてまた繰り返す。というエンドロールの最後のサウンドのみの表現がまた素晴らしかった。