このレビューはネタバレを含みます
新海誠の作品はストーリーはいいけれど、押し付けがましい音楽の多用でまったく好きにはなれなかった。しかし今作はかなり控えめでとても見やすい。
その分、壮大さや宇宙規模のナニカは鳴りをひそめてストーリーもおとなしめになっている。なんか腑に落ちないような気もするが、なぜそうなる?と疑問も挟ませないほど、ぽんぽん進んでいく。
ネコいいやつだったの? どうしていきなり左大臣は登場して、こっちは一生懸命戦っているの? 最初の一目惚れからしても、なんか性急すぎなんだよなあ。
多発する地震となまず=ミミズ、日常の戸締りをうまいことかけている発想はさすが。
見やすかったし、いいものを見たんだけど、それまでの強烈さに比べると一段見劣りしてしまうのはやっぱりストーリーについていけてないからだろうか。