ぎゅっと心が苦しくなる作品だった。
ファンタジー要素が強いなとは思ったけど美しい作品だった。
震災について考えさせられて、鳥肌が止まらなかった、アニメに落とし込むのがうますぎて3.11の日記が出てくるまで気づかなかった。
常世と向こうの世界のつながりは亡くなった方々に思いを馳せる瞬間の切なさ美しさを表してるのかなと思った。
たくさんの方が亡くなったことを全て綺麗な作品に落とし込むのはすごく迷うなと思うけど、こうしてこの出来事を語り継いでいくのかなと思った。
3.11の時も要石みたいなもので防ぐことができたならどれだけよかったのだろうと思って苦しくなった。
感想を書きながら泣きそうになっている。
映像がすごく綺麗で、ぐしゃぐしゃになってしまった街との対比が精神的にキツく感じた。誰も悪くなかった東日本大震災、大切な人の声を存在を失ってしまうことがどれだけ辛いのだろう。
父親の転勤による引っ越しで震災の2年ほど前に仙台から移動したけど、震災の津波は住んでたアパートの前のアンダーパスまで来ていたと聞いた。同じ幼稚園だった子は無事だっただろうか。あの頃よくいったパン屋さんは無事だっただろうか。幼稚園みんなで行った神社は無事だっただろうか。亡くなった人について、私は何も知らないけど、震災の時家族はみんな無事だったけど、ちゃんと思いを馳せて弔うことしかできないけど、できることをやるしかないんだと思った。こちらの世界にいる人間ができるのはそれくらいしかない。
