AYUMI

すずめの戸締まりのAYUMIのレビュー・感想・評価

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)
3.4
今更鑑賞。私の精神状態が今崩壊しているからか後半は涙が止まらなかった。後半というかダイジンという猫がちょっと可哀想な扱いを受けた上で命捧げる系のあたり。ここで動物使うのはずるいわ。しかも結構雑な扱いだ。
自然への敬愛やナウな現実との共生、そして愛する対象へ命捧げる系愛は常に非常に壮大で、愛のかけらもない私に訴えかけてくる部分は多々あるのだが、何か自分とは決定的に大切にしているものやコトが違うということを毎度感じさせる監督だ。
10年後、ひょっとしたら5年後とかにも懐かしいと想うような詳細な描写は相変わらず美しく、個人的には前作などよりも美しさが増した気がした。
「君の名は。」と比較して音楽はとても作品に寄り添っていた気がした。が!監督なのか誰なのかわからないけど、こちらも何か私とは相入れないセンスを感じる。そこそんな急なジャズ的な感じ?急なハリウッドサウンド?とか音楽の方向性ジャッジが気になりすぎる。ほとんど陣内さんって人の曲かと思ってサントラみたら結構RADWIMPSのクレジットだったからそれもびっくり。RADWIMPSっぽさって何?っていい意味でも悪い意味でも感じて、どこまでがRADWIMPSの仕事なのかその辺りも詳細に知りたすぎる。
ミミズは超かっこよかった。はじめは耳をすませばを思い出した。ルックスジブリっぽいけど、作品全体のテーマがジブリと全然違うのが、こちらの既成概念もあってザワザワするのかもな。
でも観てよかった〜。次回作はぜひ猫ちゃんも大切にしてほしいわ(私動物好きだけど猫贔屓ではないです)。
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