エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンスのAYUMIのネタバレレビュー・内容・結末

久しぶりにMyBest10を更新してしまう作品。
私の大好物な愛が世界を救っちゃうB級SF映画だった。
はじめの鏡のシーンからこの映画たぶんイケてるぞ感垂れ流してたけどエレベーターのシーンで急にくるSF感、そこからグッと引き込まれて、B級乱闘に付き合わさられながらも最後まで目が離せない展開だった。
最後の乱闘シーン？でそれまでのB級乱闘披露をしっかり伏線回収してくれたの美しかったなぁ〜。母も父も娘も思うところがあって行動しているところが見える脚本もすごくよかったなぁ〜。ジョイが全可能性を知って絶望しつつも僅かに母を想うのいいな〜。ウェイモンドは、一見頼りなさそうだけど実は物事を上手く前に進めてくれてる人って描き方よかったなぁ。私も何人か現実に思い当たるわ。エヴリンは違う世界線を知れば知るほど深く人を理解し、それぞれをもっと愛せるようになるのは、ザ母性といった感じで、監督はフェミニストだなと思ったけど、それはそれとして、素晴らしいメッセージだったなぁ〜。父と母が反対に描かれていたらまたどう見えたのかなぁとふと気になった。
入りのあるある中国系移民の生活の感じもいいな〜。そして私の大好きなベーグルの扱いよ！エブリシングベーグルがあんな象徴的に出てきちゃって、娘のベーグル帝国の世界観大好きだったわ。ベーグルヘアーもサイコーだわ。
ミシェルヨー以外知らない俳優だったが、お父さん（ウェイモンド）も娘（ジョイ）もサイコーだった。二人の別作品も観てみたい。
こんなに話題になってたのに今日まで観てなかったことを後悔。でも今日出会えてよかった（ということにしようこの映画的に）！
音楽もめちゃかっこよかった。