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すずめの戸締まりの99のレビュー・感想・評価

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)
2.6
伝えたいことは何となくわかったのだが、東日本大震災をあんな風に扱うことへのリスクヘッジ面が謎に気になってしまってあんまり入ってこなかった……。
ファンタジーを混ぜないと描きにくい題材であることは重々承知だし、そうすることで見やすくなることも分かる。ただ、被害は軽かったものの実際に3.11を体験した者としては、なんだかなーという感じがした。一種の逃げ?のように感じらたというか、ずるいというか、「こんな風にファンタジーだったら良かったのにね笑」と思ってしまった……。エンタメとして消費されてる感があって嫌だったのかもしれない。その上で、鋭い視点を混ぜつつ綺麗にまとめようとしている感じや、現実を生きる私たちへ何かを伝えようとしている感じがあって、なんだか気分が悪くなった…… ごめんなさい(;;)
でも、こういう作品も必要だとは思います。
多分わたしに新海誠作品が合わないだけです。

イケメンが物語開始すぐに椅子になるのは予想外でなかなか良かったと思う。
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