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私の男の99のネタバレレビュー・内容・結末

私の男(2013年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

数年ぶり3回目の視聴

全体的なほの暗さと映像の雰囲気が好きな作品!
色が象徴的に使われている画面が多い気がして、そういうのが好きな私としては見ていて楽しい。血の濡れ場も、タブーを犯したとか血の繋がりとか後の殺人とか色々連想できそうだけど、画として美しくて好き。

この作品の二階堂ふみ、無邪気さ幼さと怪しい魅力が共存していてまじで神だと思う。

個人的には、二階堂ふみ演じる花のファムファタル的な人物像?振る舞い?にドキッとした。
浅野忠信演じる淳悟とこのまま2人で堕ちていく……と見せかけて、花はそうではなさそう。ゴミの中に埋もれる淳悟をどこか冷たい目で見下ろしたり、自分に好意を寄せる男性を連れてきたりする。とどめには、結婚相手と自分、そして淳悟の3人で食事をし、淳悟だけに分かるように「おめでとう、は?」と言ってのける。最高❗️
淳悟はそんな花から目が離せなくなっていて、今後も花に囚われ続け 破滅していくことが安易に想像できてしまう。
一方の花は新たに家族を作り、社会的なそういう破滅の方向へは向かわない。絶叫。

ただ、「私の男」というタイトル通り、淳悟を自分の男としてこれからも置き続けるなら、そういう意味では2人で堕ちていくのかもなと、妄想しちゃった。

この二階堂ふみと浅野忠信まじで好き
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