余命を宣告された役所勤めの主人公が、自分の生き方を振り返る話。
主人公より、息子に感情移入してしまった。悲しみが計りきれない。後は自分の祖母や両親がこんな想いを抱えていたら…と想像すると鼻先ツンとしちゃう。こういう系に弱いんよな〜。最後のブランコシーンが何か沁みた。
原作である黒澤明監督の方もぜひ観たい!
私はまだまだ自分が死ぬことも、自分の大切な人達が死ぬこともとても怖い。ずっと死なないでほしいと本気で願ってしまう。
それと同時に、毎日を何となく過ごしてしまってもいる。やっぱり主人公のように死期をリアルに感じないと、毎日の見え方や過ごし方は変わらないのかな。
今作の息子のように、大切な人の死期に気づけないこともこれからあるだろうし、きっと後悔もするんだろうな。知らせたくない親心と知りたかった子心。切ない!!