めしいらず

生きる LIVINGのめしいらずのレビュー・感想・評価

生きる LIVING(2022年製作の映画)
3.5
長尺な黒澤明版をうまく100分の尺にまとめ上げ、それでいて不足を感じさせない辺りがさすがノーベル賞作家カズオ・イシグロ手ずからの脚本だなぁと思った。設定はほぼそのままなのだけれど、あまりそうと意識しないで最後まで観られた。主人公を演じたビル・ナイの慎ましい演技がとても良い。感情を抑えた演出にもイギリス映画らしい格式が感じられる。
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