ショウジ

魂のまなざしのショウジのネタバレレビュー・内容・結末

魂のまなざし(2020年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

オンライン試写会にて鑑賞。
ヘレンが母親や兄にげんなりする様子やエイナルとの関係に苦悩する姿が人間らしさに溢れていて、気難しい画家が主人公の話の割に共感しやすい作品になっていた。ヘレンに寄り添う友人のヘレナと画商のヨースタが良い。ヨースタは独身じゃなかったのかしら…エイナルよりヨースタの方がいいのに…

エイナルはまじなんなん…と思ったけれど、来歴見てみたらヘレン59歳に対してエイナル40歳だったから自分に好意持ってるって気づかなくても仕方ないのか…?でも色んな文化に対して造詣が深くて尊敬できる年上のヘレンと、若くて見た目が可愛いだけの18歳の婚約者だったら、前者の方が充実した結婚生活送れるのに…とか思いながら観てたら、エイナルから案の定のセリフが飛び出してた。結婚相手だけは間違えたくないものだな…

暗い母親との同居生活は『アンモナイトの目覚め』を彷彿とさせたなあ…こっちの方がずっと毒親だけど。

-------------------------------------------------------------------------------------------

8/21追記

鑑賞券が当たったので映画館で再度観た。
エイナルゴルァと思ったのもヴェスターマルクとヨースタ最高と思ったのもオンライン試写で観た時と同じ。
黒猫のモチーフが2回出てきたのは今回気づいた。
ヴェスターマルク役の人が『TOVE トーベ』のヴィヴィカ役の人と同一人物だってことは他の人の感想で知ってびっくり。一方は人の気持ち考える人、もう一方は全然考えない人っていう真逆の役だし、全然気づかなかったわ…

エイナルがビンタされるシーンは本当スカッとする。
婚約者の女の子はヘレンとの対比で、若いだけが取り柄の教養のない人物に描かれてるのが不憫。実際の奥さんも何にも知らずに普通の結婚生活を送っていたんだろうか…夫が他の女性と1000通も手紙交わしてたらさすがに気づくよな…
ショウジ

ショウジ