Soseki

魂のまなざしのSosekiのレビュー・感想・評価

魂のまなざし(2020年製作の映画)
3.0
フィンランドの画家ヘレン・シャルフベックを描いた伝記映画。彼女は1862年生まれで1946年に83歳で亡くなったが、その生涯のうち1915年(53歳)からの8年間を描いた作品、とのこと。

世間から忘れられかけていた女性画家が、ある画商によって再び見い出されるとともに、その画商を通じて知り合った相当年下の男と交流が始まり…最終的には失恋するも、生涯友情は続く、という内容。

2015年に東京でシャルフベックの回顧展が開かれた際に、彼女の絵を見ている。印象派と同時代の画家だが、画風は刻々と変化し(特に自画像)、現代的な作品も多くて印象的であった。
その画業の話がメインと期待していたが、実際には年下男との関係がメイン、たまに友人・家族との話(実はここが男女不平等な時代を反映していてこの作品の中では見応えある部分)。正直期待はずれであった。
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