トールキン

エンパイア・オブ・ライトのトールキンのレビュー・感想・評価

エンパイア・オブ・ライト(2022年製作の映画)
4.0
完全にノーマークだったけど予告を一度見ただけで見ることに決めた。一言で言えばめちゃくちゃ好みの系統の作品だった。ゆったりと流れるように展開していき、それがとても心地良くて穏やかな気持ちにさせてくれる。映画館が舞台の映画って映画好きな人からしたらたまらないと思うのは自分だけだろうか。冒頭からもうエモい描写の連続だった。さらに全てのシーンや情景も素晴らしくてもはや心が洗われるような清々しい気持ちにもさせてくれる。

終盤に向かうにつれてこの作品本来のメッセージ性がめちゃくちゃ伝わってくる。さらには人生とはどういうものか、という話に通じてくる。
いつの時代もどこでも不条理な世の中というものは存在して悪いことばかりが続いたとする。それでも人生は続いていく。どう生きている限り様々な出来事や経験を経ていく。何でもないような出来事であっても人それぞれ色んなことを経験してそして自分の人生を進んでいく。普遍的でありながらもラストはそういった強いメッセージ性を強く感じ取れてグッときた。

オリヴィア・コールマンは本当に不思議な魅力があって惹きつけられる。
これから見てみようかなって思ってる方には是非強くオススメしたい。

「人生とは、心の在り方」
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