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TAR/ターのTOTのレビュー・感想・評価

TAR/ター(2022年製作の映画)
3.8
才能ある若い女性への執着、高圧的な物言い。
リディアの男性的なスーツの着こなしがかっこいいが、男性を内面化して生きる彼女の鎧でもある。

クラッシック界でも少数派であろう性別と性的指向の女性指揮者が、男性的に振る舞って落ちていくところに面白さを見出さなきゃいけないことにモヤモヤ。
絵も演出も魅力的だったけど、脚本段階で天才指揮者がレズビアンになった経緯を知りたくなったりした。

あと、ちょいちょい「ペトラ・フォン・カントの苦い涙」を思い出したり。監督、意識しました?
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