filmarksの試写会にて。
映画音楽の巨匠にして、歴史に残るマエストロ、エンリオ・モリコーネの生い立ちから晩年まで、作品を通して語られるドキュメンタリー。
恥ずかしながら、しっかり知っていた映画は私の一番好きな映画「ニュー・シネマ・パラダイス」くらいでしたが、聞いたことある音楽や作品ばかり。
知らなくても素敵な音楽が大音量で聞けて、コンサートのよう。
作曲家として映画音楽ばかりやることを馬鹿にされ、軽蔑されても続けた彼は、だんだんと周りから認められ、世界からも認められ、現代の若者をも魅了する。
晩年の彼が語る彼の歴史や音楽からわかるように、数々の名作はしっかりと彼の知識と経験から練られたものであることがわかる。
一人の天才や数々の名作だけでなく、仕事とは、音楽とは、愛とは考えさせられる作品であった。
2年前に亡くなってしまったことが今でも惜しい。インタビューを受けてる方々が皆言っていたが、彼は間違いなくモーツァルトやベートーヴェンのように、歴史に残る作曲家として、200年後も語り継がれるだろう。