高橋早苗

モリコーネ 映画が恋した音楽家の高橋早苗のレビュー・感想・評価

4.4
規則正しく響く音

それが、メトロノームの音だと
気づくところから
映画は始まる



まるで映画音楽の歴史を
紐解くような話ばかり

音楽の専門的な話は
よく分からなくても

彼の語りと
口伝えの音と
(何の音でも口で言っちゃうのすごい)
映画のシーンと
沢山のインタビュー映像を
見ているだけで

エンニオ・モリコーネという人の
凄さがわかる


セルジオ・レオーネと同級生ってところに
びっくりだけど
同世代だからできたタッグなのかもね


インタビューに出てくる
彼の音楽を語る顔が
皆同じ

どこか恍惚感のある顔


エンドロールの後も
もっと聴いていたい!と思ってしまう
観客と同じ顔。
高橋早苗

高橋早苗