予測不能な自然の営みが怖い
その恐れは
相手がどう出るか分からない
人間関係にも当てはまる
『今日こそ変わってみせる』
と鏡の前で呟いても
何も変わらない毎日
何も変わらない毎日のそばに
きっと住んでから一度も触れていない庭が
見事なまでの荒れ放題で
そこにある
『1ヶ月で元通りにしなければ退去』
と言われても
ベラは枝葉一本にハサミを入れるのも
おっかなびっくり
彼女が
今まで見ないできたモノ・コトに
向き合うこととなる
『庭との出会い』はそのまま
変わっていく自分との出会いになる
『昨夜のお礼』と言って
朝イチで押しかけ朝食をつくる
ヴァーノン
ひらめきが爆発してる
まさしく予測不能（！）
だけど気になる存在のビリー
そして
初めこそ、口汚く罵るけれど
近づくほどに
一番大切なことを
教えてくれる
アルフィー
ものの並べ方にこだわり
何重にも鍵をかけ
戸締りをしても
閉まったかどうか
いつまでも確かめてた
そんな彼女が
庭づくりに夢中になるにつれ
戸締りすら忘れ
外へ飛び出していく
一番身近な人たちと
深く関わるほどに
ベラの“風変わりさ”は際立っていく。
几帳面でも神経質でも
時間厳守ってわけじゃない
（どうしても遅刻しちゃうのねぇ笑）
そんな風変わりさもそのままで。
『乱雑より混沌
その差を知らないと
私たちは遠くへ進めない』
庭という空間を創り上げながら
自身の中に
変わらず在り続ける
風変わりな自分を
包み隠さず、外へ表していくベラ
その象徴が
“分身”ルナの物語
彼女の“生命”が
この世に現れた瞬間。
『生命と自然は
この世に現れる瞬間を待ってる』
あなたの“生命と自然”も
この世に現れる瞬間を待ってる。
This Beautiful Fantastic.
”この美しき風変わり”そのままで
現れる瞬間を待ってる。
