高橋早苗さんの映画レビュー・感想・評価

高橋早苗

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次元大介(2023年製作の映画)

3.5

どう頑張っても
ケチつけられるでしょうネタを
よくここまで…

というのが正直な感想。
(悪い意味ではない)


アニメ化されるたび
どんどん絵柄が変わってくのに比べたら
全然楽しめる。


“ガン・
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線は、僕を描く(2022年製作の映画)

4.2

かなり好き。



主人公の再生ストーリーもいいけど
それよりグッときたのは

師が倒れた時
黙って舞台に立ち
『命』を描ききった

西濱湖峰くん。


お題目も唱えない。だって命だもの。

あの裏表
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陰陽師0(2024年製作の映画)

4.4

真実と事実の違いを知っているか?


事実とはあるがままの出来事
真実とは、その人間の主観に基づいて導かれた結論

つまり、個人個人の受け取り方によって
変化する概念であり
真実は人の数だけある
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丘の上の本屋さん(2021年製作の映画)

3.8

注意深くお読み
本は2度味わうんだよ

最初は
理解するため

次は
考えるためだ


この言葉が 大好き。


店主が最後に手渡す“贈りもの”は
なんと世界人権宣言

・・・てところに、観る前は
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赤い風船(1956年製作の映画)

4.4

観るだけでOK。

あんな昔に
どうやって撮ったんだろ?

…とヤボなこと考えちゃうくらい笑
ただ観ていたい。

オートクチュール(2021年製作の映画)

4.2


Parisメトロ
ひったくったバッグに見つけた
ドレスのデザイン画

持ち主は
ディオール・アトリエの責任者エステル
突然現れた移民二世の子に
ガラの悪さ以上に
才能を見てとったエステルは
見習いと
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インサイド・ヘッド(2015年製作の映画)

4.2

わたしだって
ライリーのために…


誕生の喜びそのものである
ヨロコビは

カナシミがいる理由が
わからない



そんなヨロコビとカナシミが
旅をする

同じ頃
ライリーは感情をなくして
家出を
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キングダム2 遥かなる大地へ(2022年製作の映画)

3.9

羌瘣の巫舞は、何も知らずに観れば
ものすごく強い剣士に見えるけど

彼女の「死ねない理由」を知ると
涙なくして見れなくなる


信の「死ねない理由」は
「生きる理由」で

信が聞いた「姉ちゃんの夢はな
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素敵な人生のはじめ方(2006年製作の映画)

3.9

ユルくて
つい何度も観ちゃう笑

人生を愉しむのに
コツがあるとするなら
これしかないよね。

そう思わせてくれる
フィクションなのに
妙にこちらに寄ってくる不思議な映画

モーガン・フリーマンが好き
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風が吹くとき(1986年製作の映画)

4.2

初めて観た時の
衝撃たるや

淡々としてる分
恐ろしすぎた。


観る者を黙らせるのは
ある意味本物かも。

星の旅人たち(2010年製作の映画)

4.6


息子を連れて
ひたすら歩く旅


道の至るところに
その息子の影を観る
父の旅



アラニス・モリセットの
「Thank U」が流れるシーンが好き。

永い言い訳(2016年製作の映画)

4.2


彼の書いた言葉で
ひとつ気になったのが

「人生は、他者。」



やっと、始まったのかな
この人の人生は。


そう思わせる
言葉だった。

最高の人生のはじめ方(2012年製作の映画)

3.8


「本というのは
 友達が
 しないことをしてくれる

 考えたい時に
 黙ってる」



この台詞と

言った彼女が弾くピアノ
ベートーヴェン「悲愴」
第二楽章



これだけでもう十分、満たされる
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メットガラ ドレスをまとった美術館(2016年製作の映画)

4.0

アナ・ウィンターの
仕事っぷりを観ながら

メトロポリタン美術館のキュレーター
アンドリュー・ボルトンの想いを聴きながら

イベントの成り立ちと歴史
ファッションの扱われ方
いまだからできること

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夏への扉 ―キミのいる未来へ―(2021年製作の映画)

4.0

SFに出てくる“ロボット”は
狂言回し的キャラが魅力だけど
(STARWARSのC-3POとかね)

この映画の“ピート”もそう。


ただし、こちらは
30年後に
猫のピートを抱いて
ご主人を出
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モリコーネ 映画が恋した音楽家(2021年製作の映画)

4.4

規則正しく響く音

それが、メトロノームの音だと
気づくところから
映画は始まる



まるで映画音楽の歴史を
紐解くような話ばかり

音楽の専門的な話は
よく分からなくても

彼の語りと
口伝えの音
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マイ ビューティフル ガーデン(2016年製作の映画)

4.6

予測不能な自然の営みが怖い


その恐れは
相手がどう出るか分からない
人間関係にも当てはまる


『今日こそ変わってみせる』
と鏡の前で呟いても
何も変わらない毎日


何も変わらない毎日のそばに
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異端の鳥(2019年製作の映画)

3.9

今までに見た
どんな悲惨な話も
かなわないと思ってしまうほど

観ててキツいんだけど


途中から
「人間て、ここまでやられても
生きていけるのか」
って感心に変わり


頑張れって言いたくなり
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すばらしき映画音楽たち(2016年製作の映画)

4.2

聴いてるだけで
幸せになっちゃう
観れば勉強になっちゃう

つくづく、音楽にのせられてると分かる
そんな93分。

劇場版 きのう何食べた?(2021年製作の映画)

4.0


二人だけで
生きてるんじゃないんだから


今以上に
お父さんとお母さんを
大切にしてあげて



幸せになるって
そういうことな。
と、何度も何度も頷いてしまう。

ボブという名の猫2 幸せのギフト(2020年製作の映画)

3.9

冒頭、出版社のクリスマスパーティに出席したジェームズ

の、ドレスアップされた
肩の上で

つるっ、つるっと
後ろ足を滑らせてるボブ


それを観ただけで
ほっこり
しあわせな気持ちになる♡


A
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今日も嫌がらせ弁当(2018年製作の映画)

3.0

個人的に、一番苦手な
キャラ弁
(食べ物が顔、って時点でダメ!)


こんなん毎日やられたら
死ぬわ🤣


娘が
お弁当を作る時は
どんなお弁当になるのかしらね。

湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)

4.2

共にした時間が
家族の“血”を つくる

母は つなぐ

離れていた時間が
残していきたい 念いが

熱を帯び
湯をわかす

生きた血の 証

地球交響曲 ガイアシンフォニー 第九番(2021年製作の映画)

3.9

2000年
星野道夫を通して出会った
地球交響曲(ガイアシンフォニー)

もう、ここ(地球)にいない人を
カメラが追うという
まったく観たことない種類の映画だった

姿が見えないのに
ありありと観せて
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ローマの休日(1953年製作の映画)

3.6

1953年の公開当時
また長らく、女性たちが憧れてきた
某国王女と新聞記者の恋


王女という 手放せない役割の中で
自由がないことへの不満を抱え
疲れ切った彼女は

訪問先のローマで 街へ飛び出す
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ビリギャル(2015年製作の映画)

3.3

娘たちの面倒だけ見とけ!と
連れ合いから
突っぱねられた後

私は
娘二人と息子
三人の母親ですと告げた
母の念い


末娘を寝かしつけ
静かに流す

その涙が 美しい

親は
子どもとの時間の中でし
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戦場のメリークリスマス 4K 修復版(1983年製作の映画)

4.0

公開当時
子どもの目には
美しい音だけが残った


今なら
その音色の向こうに
作り手の 静かな怒りが
見てとれる


『セリアズは
 その死によって
 実のなる種を
 ヨノイの中に まいたのです』
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世界の果ての通学路(2012年製作の映画)

4.1

15キロ 2時間
22キロ 4時間
18キロ 1時間30分
4キロ 1時間15分


ケニアで
モロッコで
パタゴニアで
インドで


サバンナを くぐり抜け
山道を 歩き
馬を駆り
車椅子を押して
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ロンゲスト・ヤード(2005年製作の映画)

3.8

八百長疑惑から
アメフト界を追放された
元スタープレイヤー

行き着いた先は 刑務所
所長は アメフトを勧める

看守チーム対囚人チーム
それは
“勝ってはいけない”試合


逃げられない場所で
勝っ
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映画 えんとつ町のプペル(2020年製作の映画)

4.5

未来は変えられることを
確かめに行った子の話

繰り返し聞いた
“夜の町の最後の夜”の話
それを体現する子

その子を信じた“ゴミ人間”
彼を

居てよしとする世界と
よしとしない世界

それぞれの世
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カーライル ニューヨークが恋したホテル(2018年製作の映画)

3.6

アラン・カミングの
アルバムジャケットの話

撮った写真を見せる時の
彼のいたずらっぽい笑顔が
最高!
何度でも見たくなる!


ボビー・ショートのピアノも
『The way you look ton
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キングダム(2019年製作の映画)

3.9

漂と信は、光と影

影から 願いが生まれた
憧れ “天下の大将軍”


漂『奴隷は大人になっても奴隷 抜け出すには剣しかない』

奴隷=不自由な日々
焚き木で始める 一万回の真剣勝負


やがて漂が
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シェフ 三ツ星フードトラック始めました(2014年製作の映画)

4.2

料理愛は人一倍
だけど息子や元妻とは
イマイチうまくやれない男


オリジナルを出したい思いと
店の看板メニューを外すなというオーナーとの衝突は
客として来店したグルメブロガーとの大げんかで

店(場
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サッドヒルを掘り返せ(2017年製作の映画)

4.0

1,000本の映画を
観るより

1本の映画を
1,000回観た方が

人は幸せだ。という好例。


『続・夕陽のガンマン』にも
マカロニ・ウエスタンにも
モリコーネにも
クリント・イーストウッドにも
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