なんというか「96時間」を超薄味にしたような映画でした。
家族が拐われてそれを取り戻すという設定自体はリーアムおじさんらしい作品だけど、お歳を召されてかなり動きが鈍くなったのを否が応にも突き付けられたというか。
最近の主演作は人情に比重を置いてたり、アクションでも雪国の除雪車など道具や状況を駆使して敵をハメ倒すような工夫がされてると思ってたんですけどね。
走って追いかけるのを早々に諦めたり、敵越しの柵を飛び越える気が全くなかったりそんなシチュエーション作ってはダメでしょw
トラックが街中の物をなぎ倒しながら逃走するカーチェイスは多少迫力がありましたけど、追いかける側のリーアムは高性能スポーツカーみたいな車でノーリスク運転ですからね。
まぁ年齢から考えると仕方ないとはいえ、物足りなさだけが残る作品ではありました。