ナンデヤネン

評決のナンデヤネンのネタバレレビュー・内容・結末

評決(1982年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

ウン十年前にTV地上波でこれを見た記憶が鮮明に残っていて、大人になってもう一回見たいなぁと思った次第。やっとDVDで見ることができた。
激渋ポール・ニューマン。アル・パチーノと並んでこの人の声も好きなんです。やっぱこの人芝居うまい。パチーノのような躍動的な' 動 ‘ の芝居ではなくて' 静 'の芝居。『間』の取り方が素晴らしい。黙っててもギャルヴィンなんです。ピンボールが当たって狂喜乱舞する茶目っ気ある芝居も好き。アカデミー主演男優賞は「ハスラー2」より本作の方が相応しかった。名優ジェームズ・メイスンの芝居も流石と言っていい。
一つ苦言を呈すると、最終弁論の名演説だけで判決がひっくり返るってあり得る?最大の切り札だった入院申込書のコピーが証拠採用されず、ケイトリン・コステロの証言記録も削除に。もはや打つ手なしの状況。なのに最終弁論で陪審員の心情ってそんなにコロッと変わるのか。裁判ってやはり証拠の積み重ねで判決が決まるんじゃないの?って思う。裁判としてはちょっと出来過ぎだねw
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