こなつ

劇場版TOKYO MER 走る緊急救命室のこなつのレビュー・感想・評価

4.0
2021年7月期TBS日曜劇場枠で放映された連続ドラマの劇場版。1年以上も前のドラマだったのかと思うほど、鮮明に記憶している。

喜多見チーフ(鈴木亮平)、音羽統括官(賀来賢人)を中心にチームのメンバーは全く変わらないが、怖がりの研修医(ジェシー)が新しく入っていた。テレビドラマで楽しんだ気分を全く覆さない今回の劇場版のクオリティの高さ、迫力さにただただ圧倒された。フォロワーさん達のレビューに背中を押されて劇場で鑑賞して良かった。

都知事(石田ゆり子)直轄の救命医療チーム「TOKYO MER」が相変わらず自らの危険を顧みず、「死者を一人も出さない」という使命のもと、患者を救うために奮闘する。オペ室を搭載した大型車両は健在。横浜ランドマークタワーの放火火災現場に駆けつけたERチームだったが、そこには厚生労働大臣が新設した鴨居チーフ(杏)率いる「YOKOHAMA MER」も出動していた。命の危機に立ち向かう医療従事者達の勇気と絆の物語。

横浜ランドマークタワーのエレベーターは日本最高速で、あっという間に展望台まで行ってしまったという印象。雄大なパノラマが360℃広がり、関東平野が一望できる超高層ビル。実在するタワーでの事件は、まるで本当にそこで起きている大惨事のようなリアルな映像だった。行くたびに思い出してしまうかもしれない。

予告編を観て、喜多見チーフいつの間に結婚したの?と思っていたら、やっぱりと思う相手で嬉しくなった。

鈴木亮平は、今までの作品を観ても肉体から立ち振る舞いまでストイックな役作りはやはり凄い。マット・デイモンにも引けを取らない。喜多見チーフが乗り移ったかのような熱い演技に目が離せなかった。魂の演技。

そしてハラハラドキドキの後の温かな結末がまた感動的で胸が熱くなる。
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