パンフレット

劇場版TOKYO MER 走る緊急救命室のパンフレットのレビュー・感想・評価

4.0
札幌市って、そこだったかな。日本海沿いってイメージはないので、もう少し内陸が良いと思う。


早い。一分一秒が生死を分けるので、物事が早く移り変わる。的確な判断と迅速な処置が求められる現場で、追いつくのが精一杯だが、それもまた面白さに拍車をかける。

緩急も絶妙で、とても良い。


ドラマということで、リアリティから外れた表現も多少あるだろうが、それでも気に入った。ドラマ見れば良かった(とは言え、熱血的なドラマは苦手)。


ライバルチームの登場(冷静沈着な女性チーフ)が、ドラマに良い風を吹かせている。極上の救急アクションドラマ。


やはり救急にはドラマがあるし花形だと思う。大規模な現場ともなるとなおさら。産科や新生児科、脳外科な症例も対応しないといけないんだなと感じた。あくまでも応急的な対応な面もあっただろうが。

個での活躍はもちろんだが、組織としての活躍が気持ち良い。突出した能力を持つ者は確かに優秀だが、チーム、そして組織あっての個だと思う。

『救命病棟24時』で救命救急センターというしっかりとした設備で迎える患者を描き、『コードブルー』でさらに一歩進んでドクターがヘリを使って患者を迎えに行っていたと思ったら、いよいよ患者のもとに向かって現場でオペさえしてしまうチームを描くとは、さすが一分一秒を争う診療科。


少し気になったのは、切開時の皮膚が完全にゴムに見えたこと。黄色過ぎるし、ツルツルしすぎているようにも見える。リアルすぎるものを使用してはダメなのだろうか。劇場版であることを考えると、違和感が残る。まさか規制の一環だったりしたのなら、残念でしかない。