あれからもう20年も経ったのか。当時、ハリー・ポッターの新刊が出る度に子供みたいに一気読みしたのが懐かしい。映画化されたシリーズ1作目は、さほど期待していなかっただけに、その完成度の高さに驚いたものだ。特にキャストが素晴らしかった。
そのキャストたちが再会し、あの頃を振り返る。ただそれだけの内容なんだけど、再会を喜び合う魔法使いたちを目にすると、一瞬にしてあの頃が甦るから不思議だ。まるで一緒に同窓会しているみたいだった。
それにしても…
ヘレナ・ボナム=カーターの引き笑いwww
ヘレナが自由すぎてルシウス・マルフォイ役のジェイソン・アイザックスも、ドラコ・マルフォイ役のトム・フェルトンも手を焼いていたんだそうな。アドリブしまくりだし、割って入ってくるんだって。演技に(笑)
スリザリン談話室が一番楽しかったな。一瞬だったけど。
アラン・リックマンが早い段階でローリングにスネイプの秘密を聞いていて、それをずっと隠していたってのは面白い。謎めいた演技をした後に周りから聞かれても、はぐらかしてたんだそうな。
共演者について語るシーンとか、難しかったキスシーン、監督を骨折させた話など、ひとつひとつのエピソードがいちいち楽しいし、みんの大きくなったなぁ。なんだかもらい泣きしてしまった。
「映画と共に生きている感じだ」
共に育った三人組が強い絆で結ばれているのがなんだか嬉しかった。10年間、8作品。子役たちは大人になり、名優たちの何人かは鬼籍に入った。この作品はこれから何年経とうとも世界中の子供たちに愛されていくのだろう。改めて稀有な作品なんだなと感じた。楽しかったです。同窓会。