SUN

左様なら今晩はのSUNのレビュー・感想・評価

左様なら今晩は(2022年製作の映画)
3.8
《2022年 劇場26本目》

同棲していた彼女に振られ出ていかれたサラリーマンとそこに住む地縛霊の物語。
特別な抑揚があるわけでもなく、大きく心動かされるシーンは決して多くない。
しかし、若者と幽霊の本当にナチュラルなやり取りがほのぼのしていて見ていて穏やかな気持ちになる。また尾道の景色や街並み、そして久保史緒里さん演じる愛助が使う備後弁がこの映画の柔らかさを引き出しているよう。

萩原利久さんをはじめ、宇野祥平さんや小野莉奈
さんの雰囲気も素晴らしかった。時たま思わずクスッと笑ってしまいそうになるシーンがあるのもこの優しい映画の魅力なのかなと。

【2022年 鑑賞85本目】
SUN

SUN