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ハウのmのネタバレレビュー・内容・結末

ハウ(2022年製作の映画)
1.0

このレビューはネタバレを含みます

途中まで犬が最高すぎて本当に良かったのに
ラストで完全に最悪な映画になった
わざわざ信教の話を出してきて、無償の愛の存在としてハウがいるってことをくどいくらい押し出してきといて、最後はそれが民生の愛なのかよ!?と憤慨
許せない

ハウと民生が再会してハッピーエンドよりも胸糞の悪いハッピーエンド。
それまでの尽くす愛の尊さみたいな前提が、全然最後にかかってない。
まだ犬が再会する前に死ぬほうが分かる。(絶対嫌だけど)
ずっと何かが欠けてきた人に寄り添う存在としてハウはいて、民生には桃子ちゃん(冒頭に消えた女の後釜として←ここもマジで最悪)がそばにいてくれるようになって過不足無くなったから、ハウは次の人を幸せにしにいく、ってもう奴隷ですか!?!?神とか関係ねえよ、犬だから!!
何故、ハウ自身の幸せをこの映画は描かないんだ、何故奉仕をし続ける犬なんだ
今まで奉仕し続けた人生から逸脱して、それでも民生と一緒にいることを選んで欲しかった。別に、足りないものがなくたってそれでいいじゃないか。

なんかカオに説得力持たせようとする、負わせすぎる演出がいつも腑に落ちない。邦画によくありがちな、余計なセリフを排除していった先に、書かなかったことは空白に託すみたいな所が脚本として無責任だと思う。

民生が仕事場で「新しいの買ったら?」って言われて、エレベーターの階全部押して去るシーン良かった。全編通してああいう仕返し、みたいな要素が大切な映画だったと思う。
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