玉木宏等主演のホラー／スリラー。
幸せを絵に描いたような4人家族が遊園地へ行った帰りに事故に遭ってしまう。
主人公は軽傷だったが精神科医の父は右足に障害が残る大怪我をし、母は昏睡状態で妹は顔に大火傷を負い、仮面を手放せない状態になってしまった。
数年後、意識不明だった母が突然退院して帰宅するが、娘は母に対してなんともいえない違和感を感じるのであった。
前半部分は満点でした。
謎めいた不気味な雰囲気にストーリーや仕掛けもなかなか凝っていましたし、後半は難点ですが序盤に散りばめられた伏線はきっちり回収できています。
ただ惜しむらくは後半の雑さでしょうか。
展開が早すぎる点が一番残念ではありますが、序盤あんなに凝っていた演出面が見る影もなく…ただの謎解き説明ラッシュになってしまったのがもったいなかったと思います。
もう少し時間をかけてもいいので観ている側に想像する余地を与えても良かったかもしれません。
設定や仕掛けは悪くなかったので撮り方次第で名作になっていたいと思います。
作り的にはオールドアメリカンスタイルなサイコスリラーでした。
どの子が邪悪なのかは最後まで鑑賞すれば分かります。
