フェイスノーモア

墨攻のフェイスノーモアのレビュー・感想・評価

墨攻(2006年製作の映画)
2.6
アンディ・ラウ主演、春秋戦国時代を舞台にした漫画を原作にした歴史ドラマ。

かつて墨攻という戦争時に”守る”ことを専門にする集団が存在した。大国である趙から攻められた梁城は戦争か降伏の二択を迫られる中墨家に援軍を求めるが、到着したのは汚い身なりの革離という男一人だけであった。

原作は未読。
キングダムを読んでいる人には聞き覚えのある国名が出てくるものの、あくまでも一つの城を舞台としているので物語のスケールは小さい。
ストーリー自体は割と現実的かつ非情なもので、欧米や日本の映画なら「主要人物のピンチだしここで主人公が助けにくるんだろうな」というポイントでも尽く放置・殺傷されたりする。
残念な点はテンポが悪い上に上映時間が長いところと、登場人物達の心情がいまいち掴みにくいところ。
これは民族的な考え方に基づくものかもしれないので中国の方であれば納得いくのかな?と思う場面が多々あった。
演出面での余計な間も多く、個人的にはもう少し簡潔にしてもよかったかな?と思う一本でした。