このレビューはネタバレを含みます
22年公開のJホラー…ではなく、サスペンス・ホラーかな。ホラーではなかった。
一時期話題になった「幽霊団地」を題材にしていながらも、作品自体には『ミッドサマー』の影響を感じる。
しかし残念ながらどちらの意図も中途半端で、ホラーにもオカルトにも慣れず、考えが足りてない人物たちが自滅してゆくのを眺めるだけの観察ドラマとなった。
主人公の、「死ぬのが恐いから生きたくない」と云う衝動が未だによく判らない。
あまりにホラーやオカルトへの造詣が浅く、「幽霊団地」と云う題材が無駄に消費されたのがじつに惜しい。
九十年代邦画ホラーの悪いところばかりを集めたような映画であった。何故か。