近年稀に見るZ級作品!これは逆にもっと観られても良いのではないだろうか。「幽霊団地」と呼ばれた団地を舞台に大学生3人組が映画のネタにしようと入居希望だと偽ってロケハンに行く話。
特に悪意もカルトへの伏線にも結びつかないめちゃくちゃ汚い部屋へ案内する管理人。天井角の黒いシミ、べちゃべちゃに黒ずむ便器、薄汚れたカーテンなど、入居希望者を招くようなところではない部屋を見学する主人公大学生3人組。何か起きたことは分かるが、何の伏線でもなく、ただのホラー美術。
既存入居者が強引に「歓迎会を開こう」と、そのきったねぇ部屋にぎゅうぎゅう(座りきれないので立っている人もちらほら)で鍋パをする。なのに鍋は片手鍋くらい小さい。明らかに全員分はなさそうというアンバランス状態。そして、「ぜひ食べていって」とよそる段階で子供は寝ているという謎の時間経過描写。ツッコミどころもぎゅうぎゅうやで!
教祖のような人が出てきて、実はこの団地はカルト集団団地でした〜と分かった後に起きる心霊現象には、なぜか団地民も怯えきる。その後、カルトの仲間入りをする大学生女子まほ。何かを飲むと仲間入りするシステムのようだが、ちょろ過ぎる。そういうマンガとかあるけど、ギャグだからなそれ。