前から見たかった作品。
もちろん暗いお話だっていうのは知ってたけど、作品の風合い?というのでしょうか、雰囲気が好きでした。
シイちゃんはブラック企業勤めだけどなんだかんだ適応できる図太さがカッコイイ。
マリコだけでなく女の子は憧れると思う。
マリコのような境遇の人物に、実生活で出会ったことはない。
でもSNSやニュースでは何度も見た事がある。
ドラマでもテーマとして取り上げられているものを見た事がある。
この地球上のどこかで、今もマリコみたいな人物が存在するのかもしれない、と思うだけでしんどい。
近頃性別に関するイザコザが多くて、本質の違うもの同士が共生する難しさについて考えることがよくあります。
あらゆるものの貧しさは心の余裕を奪う。
心に余裕がないと人に優しくなれない。
人に優しくされないと心は歪む。
それの繰り返しの中でどこを、何を直していけばいいのかなぁと考えるばかりです。
マリコもどこから直せばいいのかわかんないよって言ってて心が痛い。
子供の頃から正しさを知らされず生かされてたらそりゃそうなる。
シイちゃんみたいな友達に会えたことだけがマリコの人生のラッキーだったんだろうな。
遺灰を奪う時のシイちゃんの啖呵、苦しいけど痛快だった。
というか父親はああいう風に改めて言われなきゃ何も気付けなかったんだよな。
そうじゃなきゃ子供の頃から虐げてはないんだろうけどさ。
なのに悲しんでる風なのは何故だろ?
胸糞悪い話だなホント…
海で出会った窪田くん(役名あるのかな)、いい人だったな…
いい人すぎてちょっと心配になる笑
2人の電車での別れ際良かった。一番好きなシーンかも。
ここからは俳優さんの感想になりますがやっぱり芽郁ちゃんみたいな清らかな印象の強い人がやさぐれた役やってもやっぱりどこか清廉さが残っちゃうね。
とんでもなくやさぐれてるのに心地良さすら感じてしまったな。
すごく好きな俳優さんなので見てて幸せだっただけかもしれん。
奈緒はもうマリコそのものすぎた。
存在の質感がリアルすぎ。
ヤンデレのお手本か?
DV彼氏から逃げてきてベッドの上での微笑みが危なさMAXでした。
あと子役の2人、特にシイちゃん。
すごい良かった!
あんなナチュラルな演技の出来る子役って居るんだ…とビックリ。
演技に感じないくらいシイちゃんだった。
子供の頃から喫煙者はなかなかパンチある笑
紙パックジュースの持ち方もその齢でなぜそうなる…と笑ってしまった。
彼氏作ったら死ぬと言いながら自分はDV男としか付き合わない(付き合えない)マリコをずっと受け入れ続けたシイちゃん、これからもマリコとお幸せに…笑