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ボーイズ・ライフのpauhのネタバレレビュー・内容・結末

ボーイズ・ライフ(1993年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

主に腹立つ程自分勝手な父親のストーリーなものの、時折笑えるシーンもあって最後には感動もあり面白かったです。
前半でのプリオのふざけたモノマネにも笑ったのですが、その後ひきとられる事となった帰り道での車内が怖すぎて感情移入して震える程でした。
その後辛すぎる日々の労働を送りながらもその中でも楽しみを見つけていたりで、アーサーとの友情も可愛すぎる犬も相まってなんだか癒されました。
ただ最後までアーサーのはっきりした感情が描かれる事が無かったのも良い意味で引っかかりピアノでのアレは何だったのかプリオはどう思ったのかとも気になりました。
自己中心的で粗暴な父親ながら、自慢話での拳の勢いや下手すぎるドヤ顔サックスも癖になる面白さで真似したくなるほどでした。
辛い状況ながら自分で道を切り開いて邪魔されながらも自分の手で自由を掴み取り、最後には母とともに脱出できて、それまでの苦悩を観ていただけに自分まで解放感を感じて安心も出来ました。
内容とは反して重いだけでなく笑いどころもある、犬の歩き方がひたすらかわいい作品でした!
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