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コール・ジェーン ー女性たちの秘密の電話ーのTKTKCのネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

2022年制作のアメリカ合衆国の映画。
1960年から1970年代初頭
アメリカ・シカゴで人工妊娠中絶を希望する女性たちを救った実在した
女性団体「ジェーン」をモチーフにした作品

シガニーウィーバー
エリザベスバンクスが出ていて
男性でも見やすいハリウッド映画


難しい問題
命とはってなる。
宗教によっては大罪になってしまう
考えの違いによって
苦しまなければいけない女性たちの物語。


自分が女であって
SEXとは命とは人権とはって
考えられるようになってみて初めて
生きづらいなって思った瞬間があった

妊娠をした事、中絶をした事があるわけじゃないけどそれに関して知識を持っている事は
大切な事だと思う。
ちゃんと家族でも先生でも友達でも
誰でもいいから信じられる人。
『ジェーン』ってゆう団体があった事で
救われた女の子、女性達がいるのが事実。

映画冒頭で男性たちから
中絶は却下。と言われた主人公
自分の命より子の命。
母親なら当たり前、妊娠は奇跡、
神からの贈り物。
綺麗な言葉を並べ立てたらキリがない
反対に
どうしても子供ができない
奇跡なのに降ろすなんて、人殺し
地獄に堕ちる、など言われ

妊娠したのは自分が悪いとか
自己管理もできないのとか
バッシングされたり。
別に男が悪いとかも思わないけど
一時的な快楽の為に
女性の命、人生を奪ってしまう可能性が
ある事に少しでも一ミリでもいいから
理解をしてほしい。
女の子も一緒だけど
自分を大切にって簡単に周りは言う
難しいんだよねこれ
好きな人、愛されたいからとか
映画の中でも2回中絶に来た子は
不倫した挙句の妊娠、
彼氏に愛されたかったから生でしての妊娠
いつかは母親になりたい夢があるのに
望む妊娠じゃなくて
『ジェーン』たちに救いを求めてくる

人種差別問題も含めて
自分たちに見えてる世界しか
見れないのは悪い事ではないけれど
見てみぬふりして自分には関係ないって
簡単だけどつまらない人生だよね。


面白いとかじゃなくて
題材にして色んな人に見てほしい作品です
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