ダイヤモンド

愛と激しさをもってのダイヤモンドのレビュー・感想・評価

愛と激しさをもって(2022年製作の映画)
2.5
彼をすごく愛してたから 再会するのは変な気分よ
だって...
愛情は完全には消えないもの
特別な感情があるのは確か
でも終わったこと_。

ジャンはどこかでサラの元カレ(フランソワ)への未練を疑ってた気がする(無意識に)。
で、それが久しぶりに元カレを見かけたサラの中で愛し合っていた頃が蘇っちゃった。
運悪く、ジャンはフランソワが立ち上げた会社で誘われることによって、かつての三人の縁が再びつながってしまう。
疑心暗鬼に囚われたジャン。懐かしさと愛の間で揺れるサラ。悔いを残した別れ方をした分、それを取り戻そうとするフランソワ。

ジャンが服役していたこと、他者への依存が慣いとなっているサラとか、いろいろなバックグランドが含みつつ、それを説明しないままで、男と女の愛の行方を描き切る”フランス映画のらしさ”。観ながら、観た後で、ふつふつと感じました。

※横顔で演技する名優ヴァンサン・ランドン。さすがに老けた感じがするけど、あいかわらず渋い。

※まさかのリリアン・テュラム登場!実はこの映画、人種問題も絡ませている(ジャンの元妻が黒人で、息子にその血が思い悩む思春期)。