心浮き立つ あの道を歩き
生け垣を跳び越えよう
澄み切った水で 渇きを癒やして
波間に浮かぶ連絡船を眺めよう
いつもより青い海は 明日の空を映してる
もう僕は年老いたりしない
雨の庭を歩き 話し続けるんだ
愛しい君よ(スウィート・シング)♪
クリスマスの夜。素晴らしいはずの夜。
でもビリーにとっても、ニコにとってもほろ苦い夜になってしまった。
大好きな父はアル中、その末に施設に入所することに。
浮気して出ていった母の元に身を寄せるが、変態男から母は守ってくれなかった。
もう出てゆくしかない。
こうして姉弟はその地で仲良くなった少年マリクと、南へと旅立っていく。信じられない大人たちから逃れるために。
モノクロのスタイリッシュな映像は詩情にあふれ、並走する音楽もとても気が利いている。そしてビリーやニコ、それに父親の表情がフォトジェニック。
何回も観たい映画です。