ダイヤモンドさんの映画レビュー・感想・評価

ダイヤモンド

ダイヤモンド

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純喫茶磯辺(2008年製作の映画)

3.0

「あれだよ、サキコ。大人だって、いつまでも青春したいって思ってるし、いろいろ挑戦したいし、恋もしたいなって思ってるんだよ。サキコと変わんないんだって」

JKサキコの目線から見た、ちょっとダメな大人た
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月の輝く夜に(1987年製作の映画)

3.0

なぜ男は女を追うの?
死の恐怖かも_。

恋人、妻だけでは飽き足らず、浮気をする男たち。その理由が、死の恐怖?
誰にでも訪れる死への恐れから逃れるために、女性の尻を追いまわす?
一見説得力があるように
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愛がなんだ(2018年製作の映画)

2.5

幸せになりたいっすね_。

テルコはマモちゃんに一途。都合の良い女と見られているのを承知で、彼に尽くす。女性らしい気遣いで、誠意を示す。
でもマモちゃんはマモちゃんで、すみれさんが好き。大雑把な30女
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オートクチュール(2021年製作の映画)

2.5

職人技を学ぶのよ
黄金の価値がある
伝えることができ どこでも活かせる
本当の豊かさよ_

ディオールのアトリエ責任者エステルが、ひょんなことから若い娘ジャドと知り合う。彼女は貧困層が住む団地の移民の
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ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい(2023年製作の映画)

2.5

話さないと 相手のことも自分のことにも気づけない
だからみんな ぬいぐるみに話しているのかな
自分の言葉で 誰かを傷つけたくないから
でも それでも話さなきゃって思うから
ぬいぐるみに話しかけるのかな
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

2.5

判断しかねる選択肢が2つある場合
1つを選ばないと
無理にでもってこと?
そうよ ある意味では
はっきりと 確信できなくても 確信したフリを?
違う 心を決めるの “フリ”じゃない_。

3階のロッジ
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いつかの君にもわかること(2020年製作の映画)

3.0

また新しい人に会いに行くの?_。

余命いくばくもないジョン、まだ幼な子マイケルの里親探しをする日々。
役に立たない父親など忘れて、父母が揃った良い家庭で育ってほしい。
そんな思いを抱く彼には、もはや
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男はつらいよ 寅次郎恋歌(1971年製作の映画)

3.0

リンドウの花が咲きこぼれる_。

ひろしの母が死んだ。夫と一緒になったことで夢を捨てた母。その人生を三男のひろしだけが、不幸せであったと同情し、それを強いた父に鬱積した感情を抱く。

それが前半。
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枯れ葉(2023年製作の映画)

3.0

♪私は囚人 永遠に
墓場すらフェンスだらけ
この世で寿命が尽きたら
地中深く埋めてほしい♪_。

相変わらず潤いのない世界。
寡黙すぎる人々。その穴を埋めるように、音楽が雄弁だ。

そしてこの作品、何
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赤線地帯(1956年製作の映画)

4.0

売春禁止法が制定されようとする直前、赤線地帯で働く女たちの群像劇。

俺たちはね、政治の行き届かないところを補っているんだ。国家に代わって社会事業をやってるんだ_。

目下国会で議論されている最中、売
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男はつらいよ 奮闘篇(1971年製作の映画)

3.0

いまの世の中、なかなか地上波やBSでは放送されにくい映画じゃないかな。

内容自体はすごく良い話。

寅さんの生みの親(ミヤコ蝶々)が上京するけど、息子は相変わらずのフーテンで、アホ。頭が少しおかしい
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愛なのに(2021年製作の映画)

3.0

男のズルさと、女のコワさ_。

古書店を経営する多田、31歳。
「結婚してください」
そんな彼に想いを寄せるJKの岬。
ふつうではあり得ないシチュエーション。でも彼ははっきりと断りきれない。

結婚を
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山猫(1963年製作の映画)

3.5

眠りだよ
長い眠りを求めているのだ
そしてゆり起こす者を拒む
贈り物に心動かす事もない
それに私は信じておらぬ
新しい王国の贈り物とやらを_。

シチリアのいち領主サリーナ公爵が直面する、新しい時代の
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ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

2.5

時々 夢を見るの
雨が降って 昨日までの自分が洗い流される
でも目を覚ますと 雨はずっと土砂降りで 私は元のまま
傘があればいいんじゃない?
大きな傘
二人で入れるやつ_。

「ベイビーボックス」とい
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ファルコン・レイク(2022年製作の映画)

2.5

どこにもなじめない_。

13歳のバスティアンが、三つ年上のクロエに淡い恋心を抱く思春期物語。

でもこの映画、思わせぶりな態度(故意か、それともただの気まぐれか)を見せるクロエに寄せる眼差しや想いだ
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キリエのうた(2023年製作の映画)

3.5

“愛したのは たしかに 君だけ そのままの君だけ_。
(by オフコース「さよなら」)

この歌詞の通り、キリエとその妹“キリエ”(アイナ・ジ・エンドの一人二役)が心底、人を愛する物語。

東日本大
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バーナデット ママは行方不明(2019年製作の映画)

3.0

“病気の子を持つと_。
夫婦は絆が強まるか
亀裂が生じるかだ
でも僕らは違った
ひたすら漂流を始めた“

天才建築士であったバーナデット。四度の流産の末に授かった娘は心臓の病気を抱えて生まれてきた。
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名もなく貧しく美しく(1961年製作の映画)

3.5

慎ましく生きること。いまの私たちに欠けている、人としての“品性”を問う映画。

太平洋戦争の終戦近くから、戦後の混乱期を経て、高度成長期に差しかかろうとする日本で、聾唖者の夫婦の半生を追っている。現在
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ジェーンとシャルロット(2021年製作の映画)

3.0

二人で向き合うと 恥じらいみたいなものを感じる_。

そこから始まる娘シャルロット・ゲンズブールによる、母ジェーン・バーキンの素顔。
そのせいか、女優としてのジェーン・バーキンのドキュメンタリーという
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しあわせのパン(2011年製作の映画)

2.0

お月さんがいて マーニがいる
マーニがいて お月さんがいる_。

北海道の洞爺でパン屋兼カフェ「カフェ・マーニ」を営む水島くんとりえ夫妻。そこに集う仲間たち。そしてお客さん。
そのお客さん三組がそれぞ
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君と歩く世界(2012年製作の映画)

2.5

両足を失ったステファニー、生きる気力さえもなくしてゆく。
そこで出会ったのがアリ。
生命の躍動感みなぎる彼に触れるうちに、彼女も再び生きる喜びを見出す。

アリのそんな生命力はピュアであるが、ややもす
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傷だらけのふたり/恋に落ちた男(2014年製作の映画)

3.0

記憶は愛よりも悲しいもの_。

不器用な、不器用すぎるヤクザ者の最初にして最後の恋物語。

涙が止まらなかった。

ラッキー(2017年製作の映画)

3.5

永遠に生きられる人間は一人もいない_。

健康なまま、年齢を重ねてこられた彼。これまでの人生でも割と得をしてきた彼をみな”ラッキー”と愛着を持って呼んできた。
それは自分も認めるところ。でもだからとい
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緑の光線(1986年製作の映画)

3.0

奥手で物事へのこだわりが強いデルフィーヌ。ヴァカンスなのに、独り身の彼女は新しい出会いを求めるのだけど、恋への欲望を抑え込もうとする自分もいて...。

そんな女性心理を執拗に追うエリック・ロメール監
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空白(2021年製作の映画)

3.0

少女の出来心からの罪、彼女を捕まえようとする店長の当然といえば当然な対応。その末に起こってしまった、あまりにも重すぎる結果。埋めようにも埋められないほどの”空間”が突然現出し、多くの人を苛み、崩壊させ>>続きを読む

対峙(2021年製作の映画)

3.0

私はものすごく 心の底から
あなたたちに罰を受けてほしかった。

あなたたちを赦せば あの子を失うと..._。

学校で銃を乱射した子どもの父母とその被害者である子どもの父母が、短くない時間を経たのち
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シャイロックの子供たち(2023年製作の映画)

2.5

不正の金っていうのはね、一度手を染めてしまったら、
いつまでも自分についてまわる。返してもダメなんだ_。

銀行員にもみな生活がある。お金に困ったとき、身近にまとまった金がある。ちょっと借りておいて、
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わたしは最悪。(2021年製作の映画)

2.5

私の人生なのに傍観者で 脇役しか演じられない_。

果たしてそうだろうか。そう嘆きながらも、むしろそれを望んでいるのではないだろうか。

アクセルはいう。君は行き詰まると逃げる、と。

「自分探しの旅
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怪物(2023年製作の映画)

3.0

怪物だ〜れだ?_。

一見、怪物と見える人たち。シングルマザーで一人息子が虐待されていると学校に乗り込む母親。その加害者である教師。衝動的に狂気じみた衝動を取る彼女の息子。そして彼と仲良くなる、いじめ
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スザンヌ、16歳(2020年製作の映画)

2.5

学校生活にも退屈してるスザンヌ、16歳_。

そんな彼女がたまたま見かけた、とある劇場前に立っていた大人の男性。たちまちときめき、憧れ、恋に落ちた。

もどかしさに悶々とするスザンヌ。大人の男性の気を
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渇水(2023年製作の映画)

2.5

岩切さんは本当は とっくにわかっている気がして...
また一つ 水道を閉じていくごとに自分がだんだん変わってっちゃうって...
とっくに感じているはずだって_。

日照り続きで給水宣言が発令された真夏
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ザ・ホエール(2022年製作の映画)

3.0

「彼の人生のすべては その一頭の鯨を殺すこと
悲しいと思う
なぜなら鯨には感情などないのだ
ただ大きく 哀れな生き物だ
エイハブのことも気の毒に思う
なぜなら 彼は自分の人生が鯨を殺せば よくなると信
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冬薔薇(2022年製作の映画)

1.5

あの人が誰かに近づくとみんな離れていって、自分から離れていくと誰も近づいてこない_。

不器用な男たち、そのくせ強がってばかりで中途半端。自らを省みる勇気がなく、常に他力本願。

そんな彼らがなぜそう
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マダム・イン・ニューヨーク(2012年製作の映画)

3.0

恋はいらないの。欲しいのは、尊重されること_。

お国柄とはいえ、やはり旧弊なインド。一見、恵まれている幸せな家庭に見えるが、家庭に隷属しているインド女性シャシの中には満たされない思いが渦巻いていた。
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波紋(2023年製作の映画)

3.0

夫が寝たきりの舅を残して出て行った。
庭に枯山水を作った。
息子は九州に逃げて行った。

ひとり残された私は宗教にハマった。

その夫が帰ってきた。
癌だった。

保険適用外のため高額の治療費がかかる
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愛と激しさをもって(2022年製作の映画)

2.5

彼をすごく愛してたから 再会するのは変な気分よ
だって...
愛情は完全には消えないもの
特別な感情があるのは確か
でも終わったこと_。

ジャンはどこかでサラの元カレ(フランソワ)への未練を疑ってた
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