ヒロ吉

シャーク 覚醒のヒロ吉のレビュー・感想・評価

シャーク 覚醒(2021年製作の映画)
4.2
DMM TVにて字幕鑑賞。

あらすじは総合格闘技選手チョン・ドヒョンは試合に勝利した日、母と妹を3人組の強盗に襲われ殺されてしまう
居合わせたドヒョンは3人組に襲われながらも返り討ち、怒りのあまり殺してしまい収監される事に…
それから2年後…
チャ・ウソルが通う高校にいじめっ子ぺ・ソクチャンが転校してくる
早速イジメに遭っていたところ反撃
アクシデントにより少年刑務所へ送られてしまうが…というもの

”毎日限界を越えろ“

監獄素手拳リアルファイト

体力も腕力もないいじめられっ子が総合格闘選手に弟子入り、暴力の世界に抗っていく王道ストーリー

転校してきた初日にアクシデント発生、司法はめちゃくちゃテキトーに済まして少年刑務所へ…と導入部は短く、何か因縁がありそうやな〜と匂わせ程度
司法はもっとちゃんと仕事しろよ…と思ったけど🤣

ぺ・ソクチャンが女でも殴るようなクソカス
アクシデントがキッカケでボクシングも辞め、学校も辞めると完全に自業自得
それでも反省しないし、復讐の機会を待つカス野郎
イジメ描写も回想シーンがあったりとサラリとしているけどちゃんと陰惨

対する主人公はイジメ、暴力にトラウマを持ち自殺未遂まで経験した少年
刑務所でも目を付けられてしまう始末
そんな彼が序列の強さは拳で決まる弱肉強食の世界を舞台に自分を変える為、総合格闘技選手に弟子入りし、トレーニングを積んでいくめちゃくちゃ熱い王道展開

最初は懸垂一回も出来なかったのに、身体もムッキムキに仕上がっていく…
一方、ぺ・ソクチャンは裏社会に身を投じ…

最初は熱もなかったチャン・ドヒョンも徐々に兄貴になっていくのが良かった
23歳になれば成人刑務所へ送られる中、別れのシーンはちょっと切ない

体型、格闘スタイルがパワースタイル、トリッキースタイルと違う2大中ボス戦
因縁のある相手ぺ・ソクチャンとのラスボス戦と早急な流れではあるが、汚い技、小細工無しの泥臭いタイマンを長めに構成してるのが良い

無双シーンが観たかったりしたかったけど、タイマンの格闘アクションはクオリティーが高く大満足
整備班、木工班との間でのケンカが常にあったけど、拳を交わしたら仲良くなっていくのも好み
主人公が所属する整備班の綺麗好き柔道部班長には笑った

”サメは浮袋がないから泳がないと沈む
だから死ぬまで動き続ける“
カッコ良い台詞言い放ったのにエンディング部でのまさかの返しには笑った

ラスボス戦が終わった後も何だかコレだけでは終わらない予感…
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