このレビューはネタバレを含みます
序盤★2.5 中盤★2 終盤★2
好みの雰囲気だったんで観始めたら最初のクレジットでジャン=ピエール・ジュネ作品と知る!!!!!
(ファンなんでここでクリップもしてた作品…)
IMDb現在★5.5/10。
見どころ
◯ジュネにしてはかなりポップな未来設定(本来のジュネのポップさはダークさが多め)だが
当然レトロ感のある小物やセットや衣装やギミックが楽しい。
◯ジュネ組ドミニク・ピノンの出演。(チョイ役…)
気になる点
●“2045”年設定はちょっと早く、2080〜2100年が妥当かと。
●頻繁に起こる“暗転”での場面転換がテレビでコマーシャルが入るタイミングのようで安っぽい。(それが狙い…?)
●ありがちすぎる“AIの反乱”、
皮肉な笑いなんだろうけど
その解決方法にヤラレた感はない…。
☆総評
自分は『アメリ』からではなく『デリカテッセン』でジュネ(マルク・キャロとのコンビ)のセンスに魅了されたので、
今作の絵面はアメリっぽいけどデリカテッセンや『ロスト・チルドレン』っぽい皮肉のあるコメディーでそれなりには楽しめました。
ここんとこ公開されたり配信される新作が“コロナ禍”から生み出されており、
今作なら“ステイ・ホーム”の影響が色濃い設定。
元々テリー・ギリアムっぽさのあるジュネではあるが、
今作の笑いはかなりギリアムよりな感じだった。
2022年49本目(+短編2本)