茨城県牛久市にある入国管理センターの実態を、収容された人の証言を隠し撮りして捉えたドキュメンタリー。
集団暴行事件で話題になったデニズ氏もインタビューがある。
しかしあの事件は氷山の一角で、信じられないような非人道的な行いと制度の矛盾が鋭く描かれててる。
この作品、映画としても面白くできてる。収容所の実態から歪んだ行政、国会、コロナ禍がもたらした変化、問題の核心と、スムースに語られる。インタビュー中心にもかかわらずストーリーテリングが成立してる上手い構成。
渋谷の小劇場。短いエンドクレジットの後、短い拍手が起こった。
