「子供叱るな、来た道だもの。年寄り笑うな、行く道だもの。」
冒頭の不快なシーンから、俳優と自分の名前だけのタイトルロール、何遍もでる踏切の暗示、果てはエンドロールのいかにも海外を意識した英語表記など、あざとい演出の数々。
それでいて、甘々なセキュリティの建物や、死亡診断書が無いと火葬できない事実など、間抜けな表現の数々。
きっと確信犯で、批判されるのを覚悟で、海外受けを狙った作品なのだろう。
映画は夢と希望を観せて欲しい。現実を観せようとして、現実を見ていない作品。
最後に取ってつけた外国人労働者問題なら、描かない方が良かった。
