このレビューはネタバレを含みます
「ユー・ガット・メール」をオマージュした作品かと思いきや、こちらの方が先である事にまず驚き。
「ハル」と「ほし」。
このどこか気の抜けたようなハンドルネームも二人にピッタリな気がして素敵。
離れた距離も、一通のメールが埋める。
少しずつ、不器用な二人は時に行き違ってしまい、でも確かに積み上げていく親密さが愛おしい。
心の拠り所っていうのは、量や大きさで測れるものでは無いことを改めて実感。
どうか二人が顔を合わせる所まで見届けたいと思っていたので、それが叶ってとても幸せな気分になった。
若かりし頃の内野聖陽と深津絵里。
どちらもいかにも純朴そうで瑞々しい程の爽やかさが眩しくて、すっかり見惚れてしまった。
まっすぐで優しい気持ちになれる、大好きな作品。これからも度々観返したい。