しおの

透明人間のしおののレビュー・感想・評価

透明人間(1933年製作の映画)
3.1
同じユニバーサルの怪人映画フランケンシュタインと同じ監督で異端者の悲哀を裏テーマとして描いているのも似ている。それを表すような豪雪のなかを謎の男が歩いているという冒頭から雰囲気がいい。ただストーリー的にはなんということもなく捕り物の最後も大分あっさりと終了した感がありさほど盛り上がりはなかった。この映画の見所は当時の特殊撮影の画面効果の面白さにあって、当時の技術に唸るもよし今の感覚から突っ込むもよし、映像の荒さをリアル指向にはだせない良い味とするもよしで、映像で表現された透明人間をみて楽しむ映画という感じだった
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