しゅー

ドント・ウォーリー・ダーリンのしゅーのネタバレレビュー・内容・結末

3.3

このレビューはネタバレを含みます

男の勝手で連れてこられた妻たちの中にも、自覚した上で子供と一緒に過ごそうとする人などさまざまな生き方があるのがよかった
現実世界ではぱっとしないジャックは2人で生きるために虚構の中に生きることにした
その愛情に嘘はなく、ひとえにジャックが悪いと押し付けられないのがもどかしい
男が理想に生き、女がそれに利用される
男が仕事に行き、女は家事をする
フランクが作り上げた世界はノスタルジックな旧的な理想世界だったのではないか
主人公が現実では仕事詰まりで言ってしまえば男らしい社会的役割を果たしていたのが、現実の旧来規定されてきた男女の社会的役割の崩壊を表していると考えると、男対女の新しい構図も見えてくるのではないか
ラストシーンでフランクが死ぬシーンなど謎の部分は多かったが、全体として楽しめた
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