まず平均年齢の高さに驚かされる。
見た感じほぼ50歳以上だと思われる客層。
Beatlesは世代問わず愛されるバンドだと思うけど、バンドのラストライブとなるこの上映の機会を若い世代はワクワクしないのだろうか？
自分はこの上映が決まった瞬間にチケットを抑えに掛かった1人だけど、チケット入手困難さに改めてBeatlesの人気の高さを思い知らされる。
スタジオ録音に専念するようになりライブを封印してたBeatles。再開のライブをどのように演出するか模索した結果、選択したのはビルの屋上。ロンドンの都心でゲリラ的に実施しており、聴こえてくる音からBeatlesと気づき行き交う人が足を止める。
作り込んだ演出ではなく、まさかのBeatlesのライブに出くわした市民の意外性の反応が様々なかたちで表れていて、当時の空気感が伝わってくるドキュメンタリー映画としても貴重な映像。
中でも警察が英国が誇る世界的な大スターであるBeatlesと分りながらも、対峙して公務を全うする姿を細かく追ってるところにリアルさが表れてる。
こうしてみるとBeatlesの出す音のデカさに圧倒される。
ライブ中心の映画を期待してたけど、ライブ本編は割と短く感じた。アルバムとしてlet it beはあまり好きな作品でないだけに、他の作品からの演奏も見たかったところ。
