ずっと同じ場所で物語が展開される静かな映画だけど、ただただ圧倒された。
今年一番泣いた(特に最後5分)。父親と娘の話だけじゃなく、色んな問題を抱えた人たちが、支え合ってる。主人公の自分が「誰かの役に立った」と信じて人生を終わらせたい気持ちが痛いほど分かる(しかそそれでいて、その「誰か」を過去傷つけてしまっているという事実……)。
270kgのブレンダン・フレイザーの姿にどこか物悲しさが漂うので、見てるだけでなかなか心に来る。娘役のセイディー・シンクも、とても良かった。
「白鯨」はあらすじしか知らないので、読みたいな。読んだことあればもっと映画楽しめそう。
『ザ・レスラー』でのミッキー・ロークと本作のブレンダン・フレイザー。キャラクターもキャスティング自体(俳優としてのキャリアの現在地)も類似性があり、監督の意向かなと思う。
ごちゃごちゃ書いたけど、最高でした。2023暫定1位です。