コントロール出来ないくらい自分を傷め続けるほど、パートナーの死を受け入れらずにいたチャーリー。
彼はきっと、パートナーを精神的な苦しみから救い出せなかった事に、亡くしてしまった後とても苦しみ続けていたのだと思う。
彼は悲しみを乗り越えないまま、そして娘に財産だけを遺したまま、生涯を終えることも出来たはず。
人生の最期に、学生達やピザ配達員には見せられなかったおぞましい自分の姿を見せてでも、あらゆる困難に苦しむ最愛の娘に「あなはすばらしい」という想いを伝える事は、彼自身の救済であったのかもしれない。
娘を信じぬく愛に、子を持つ身としてはすごく心打たれた映画だった。
エンディングの演出がとても素敵だった!