映画が始まってすぐ、チャーリーという人物に興味を持った。
極度の肥満症で、人生や生活習慣に何らかの問題がある人ではあるのだろうけど、それはそれとして授業で教えているチャーリーは知的だし心のある人だと直感的に思ったから。
ストーリーはほとんどアパートの部屋の中で展開され、登場人物も少ないが、なぜこうなったかが明かされていくテンポがよく、飽きずに作品に没頭した。
この作品に出てくる人はみんな「べきじゃない行動」をする。
本当は、
ジャンクフードばっかり食べるべきじゃないし、
家族を捨てるべきじゃないし、
容姿で人をさげむべきじゃない、
カルト宗教を信仰すべきじゃない、
肥満症の友人に高カロリーの食べ物を与えるべきじゃない。
でも本人にとって切実な理由で、正しくない行動をしてしまう。
そういうのが描かれている映画なので良いなと思った。
