このレビューはネタバレを含みます
BGMなし、限られた空間での会話劇、あまり背景が語られない本作、めっちゃA24やな〜と思ってナメてかかって見てた
ラスト10分で全てが覆って、えっ?!て声が出て、もう決壊してだめだった
『白鯨』は大学生の時に読んだ程度やけど、それでも主人公があの方で、かつあれで、っていうのは多分誰でもわかる
愛する人を失った彼が、どうやって今の姿になったのかを彷彿させるようなシーンもあって、画面の向こうの人なんやけど、もうつらくて悲しくて、「僕だけでいいと思ってた」というセリフが観終わっても頭をずっとぐるぐるしてる
人と人とを繋ぐのは結局別れなん?
そうは思いたく無いけど、人はどっかで切れ目探してるよな
(2024年4月2本目)