このレビューはネタバレを含みます
私はかなり好きだった。
自分で同性の恋人を作って、8歳であるまだ幼い我が子と妻を捨てて家を出た。
恋人はのちに自殺をし、現実を忘れたくて暴食に走る。
だけど我が子のことは気になるし、死期を悟った主人公は娘と連絡を取るようになる。
原因は自分なのに、まるで死ぬ間際に少しでも良いことをしようとするこの一連の行動に嫌悪感を抱く人もいるかもしれないけど
この「自分の行動で人を不幸にしてしまった」と「人に幸せを少しでも与えたい」の矛盾が良い。
自傷と自殺をしようとしてるだけの主人公だけど、それも嫌いになれない。
この矛盾の歯痒さ、主人公の見てられない自滅的な行動を私は否定できない。
言葉が下手すぎて上手く感想を書けなくて悔しい🥹