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ビリーバーズのmmmのレビュー・感想・評価

ビリーバーズ(2022年製作の映画)
3.8
原作は山本直樹氏の同名漫画・未読

とある宗教のプログラムとして孤島で生活(修行)をする3人の男女の話。

互いを「議長」「副議長」「オペレーター」と呼びあい、俗世の汚れを浄化し、安住の地を夢見て日々を過ごしている。

原作が90年代ということもあって、あのことかなと思いつつも、驚くほど"今"の話になってしまった。

おそらく始まりは救いを求めること。
どうみても正気と思いがたい団体にも人が集まってしまうことは、俗世もまた荒んでいるってことなんだろうなぁ。

たまたま上陸してきた俗世の人もいかれてたし、3人が隅々まで洗脳されているかといえば、ちょっと曖昧な部分も感じた。
俗世からの浄化されたい→信じることで救われると思いたい(言い聞かせている)という感じが、なんだかリアルだった。

そこで、ほころびとして顕著にあらわれたのが欲望(食欲もあったがなかでも性欲)。

まぁまぁ濡れ場は多かったけど、あまりにも混じりっけなしの本能であり、愛が後からついてくることもあるのねぇ、なんて思ったり。
あとは後ろにあるのが大自然だからか壮大!!って感じだった。

出演者のファンの方にはちょい刺激強めかもしれないけど、エロいで終わらせちゃうのはちょっともったいないかな。

議長の言動と思考の破綻と強要、オペレーターの「頑張れ」はそこじゃないだろうと笑ってしまった。

しかし、薄々怪しいって我にかえっても、あれでは脱会も命懸けだし、解脱って大変なんだろうなぁ。

キャスティングや演出で、ちゃんとエンタメ感もあるのだが、いかんせんリアル過ぎるシーンも多く、思うところは結構あるかも。

デート映画としては、お互いをよく知ってからが吉。


◼️ひとりごと
音楽隊ってタイ○ニックのオマージュ?
mmm

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