原作は山本直樹氏の同名漫画・未読
とある宗教のプログラムとして孤島で生活(修行)をする3人の男女の話。
互いを「議長」「副議長」「オペレーター」と呼びあい、俗世の汚れを浄化し、安住の地を夢見て日々を過ごしている。
原作が90年代ということもあって、あのことかなと思いつつも、驚くほど"今"の話になってしまった。
おそらく始まりは救いを求めること。
どうみても正気と思いがたい団体にも人が集まってしまうことは、俗世もまた荒んでいるってことなんだろうなぁ。
たまたま上陸してきた俗世の人もいかれてたし、3人が隅々まで洗脳されているかといえば、ちょっと曖昧な部分も感じた。
俗世からの浄化されたい→信じることで救われると思いたい(言い聞かせている)という感じが、なんだかリアルだった。
そこで、ほころびとして顕著にあらわれたのが欲望(食欲もあったがなかでも性欲)。
まぁまぁ濡れ場は多かったけど、あまりにも混じりっけなしの本能であり、愛が後からついてくることもあるのねぇ、なんて思ったり。
あとは後ろにあるのが大自然だからか壮大!!って感じだった。
出演者のファンの方にはちょい刺激強めかもしれないけど、エロいで終わらせちゃうのはちょっともったいないかな。
議長の言動と思考の破綻と強要、オペレーターの「頑張れ」はそこじゃないだろうと笑ってしまった。
しかし、薄々怪しいって我にかえっても、あれでは脱会も命懸けだし、解脱って大変なんだろうなぁ。
キャスティングや演出で、ちゃんとエンタメ感もあるのだが、いかんせんリアル過ぎるシーンも多く、思うところは結構あるかも。
デート映画としては、お互いをよく知ってからが吉。
◼️ひとりごと
音楽隊ってタイ○ニックのオマージュ?