自身の勘違いで娘のリンダを
叱ってしまったお母さん。
お詫びに何でもするというと
「お父さんが作ってくれたチキンが食べたい!」
と即答する。
そう、リンダはチキンが食べたい
お母さんはリンダにチキンを食べさせたい
…たったそれだけのことが、あんな大事になってしまうとは!
さてさて、リンダが無事チキンを食べることができるでしょうか。
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75分くらいのアニメ作品
ラフなタッチの絵にそれぞれひとつの色で
描かれたキャラクターたちは
非情にざっくりとして見えるし、
フランス語もちっともわからないのに
本当に感情豊かでびっくりでした。
なかなかぶっ飛んだ展開に
終始ハラハラさせられてしまうのですが、
あまりの大胆さに笑ってしまったり、
え?そこでそんな展開に??という
意外さもあったり、日常…ではないか
ちょっと非日常ドタバタ劇という感じ。
そして、メインストーリーはチキンが食べたいなのに
登場人物のバックグラウンドがさりげなく
描かれているのがとても良かった。
リンダが何故チキンを食べたがるのかも
観るうちに分かってきます。
子供でいるのも大人でいるのも大変だよねぇ。
しかし、75分でこんなにまとまるなのも凄い。
ちなみに、吹替版もあるそうで、日本語だと
どんな感じなのかは、ちょっと気になる。
(なんなら都内は吹替版の方が上映回数が多いかも)
◆独り言
これだけ”チキン”と繰り返していると
ケンタッキーが食べたくなってしまった
わけですが、劇中に出てくる
お父さん思い出の味は
パプリカチキンという煮込み料理だそうです。
お母さん、万年レンチンご飯で
料理が苦手っぽいというのも笑