実話をベースにしたらしい＆北米では上映中止になったらしい、兄を殺された黒人姉弟がKKKに復讐するタラちゃん（タランティーノ）リスペクトな70年代ブラックムービー風バイオレンスアクション。
復讐の起点となる犠牲者が兄のみ＆KKKに捕まるとどんな事をされるのか兄妹を傍観者にして恐怖を植え付けるような描写が不足しており、人を殺すだけでなく食べるというユニークな設定のKKKも思ったより弱く姉妹は連中の臓器を引っこ抜いてそれを食わせて吐かせる等の＜目には目を歯には歯を＞が徹底しているのにもかかわらず想像よりも盛り上がらないのが少し残念ですが、人種差別を扱った作品にありがちな考えさせる要素は殆ど無くバイオレンスアクションに徹した作風は潔い上に今時珍しく80分程度で観れるのでB級好きなら観て損はしないはず（？）。
一部流れる曲がアイザック・ヘイズが主演（と音楽を担当）の70年代ブラックムービー「ブラック・ハンター」にそっくりなのが少し気になりました（意図的なもの！？）。同じ70年代に作られた今作と似たストーリーらしい「クロンボ遊撃隊 vs KKK団」も観たいです。
